井上誠一
最後の設計コースと呼ばれているのが、茨城県にある
笠間東洋ゴルフ倶楽部
です。(昭和60年開場)
井上誠一本人はコースの完成を見ずに亡くなられたので、残念でしょうね。。
ちなみに先生が亡くなられてから、大原御宿(昭和57年)・浜野(昭和59年)ができています。先生がご存命しているときが、最後のコースとなると葛城(昭和51年)がラストということになります。
コースは、適度なアップダウンと広いフェアウェイ、そして先生の真骨頂の丸みを帯びた造形。
井上誠一イズムが全て揃っているといっても過言ではありません。ただ、大洗ゴルフ倶楽部のような空中のハザードは、コースが比較的若いので(それでも25年経っていますが)無いといってもよいのではないんでしょうか。
水戸ICから7kmと都心からは若干遠いですが、先生のコースが平日1万ちょっとでプレーできるのは井上フリークとしてはコストパフォーマンスは抜群だと思います。
できれば、浜野と大原御宿の3コースを同時期にラウンドしてみてください。微妙な違いを味わえますし、ショートホールの造形においては、3コースに通じるものを感じる事ができると思います。